革靴の底、ラバーソール?レザーソール?どっちにする?それぞれのメリット・デメリット、選び方のポイントを紹介します!

革靴のソールには、大きく分けてレザーソール(革底)とラバー
ソール(ゴム底)があることをご存知ですか?
革靴においてアッパーはもちろんですが、アウトソールの素材も
とても重要なポイントです。
どんなソールが自分に合っているのか、買う時にも迷いますよね。
レザーソールとラバーソールのメリットとデメリットをまとめましたので
今後の革靴選びの際に参考にしてもらえあれば嬉しいです!
ぜひ、チェックしてみてください(^^)
目次
レザーソールとラバーソール、どちらを選ぶのが正解なの??
一般的にレザーソールはビジネス、ラバーソールはカジュアルで取り入れ
られる傾向にあります。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう!
レザーソールのメリット
・通気性に優れていること
レザーソールの最大のメリットは通気性に優れていること!
人間の体は、足の裏がもっとも発汗すると言われています。
通気性の悪いシューズだとムレやすく、季節を問わず不快に感じることも。
自分だけでなく周囲の人にも不快感を与えかねないので、通気性の良い靴を
選ぶことは重要ポイントです◎
レザーソールは通気性に富んでいるのでムレにくく、長時間履いていても
快適に履くことができますよ。
・耐熱性に優れていること
日本の夏は、強い日差しと高温により、アスファルトの温度もグンと上がります。
レザーソールの場合、耐熱性に優れているのでアスファルトの熱によってシューズ内の
不快さが少なく、ゴムのように溶けてしまう心配もありません。
・履けば履くほど足に馴染むこと
レザーソールはしなりが良く、足馴染みが良いのも特徴です。
履き込むほどに自分の足に合っていくので、長年愛用することができます。
廃れがちな靴が多い中、経年変化を楽しめるのもポイントですね◎
・上品な印象を作れること
革靴を選ぶ時、まずは見た目に惹かれますよね!
レザーソールの場合、ソールがレザー製なのでアッパーとの一体感が出て、
より品格ある足元を表現できます。
レザーソールならではのカツカツという歩行音も、ラバーソールにはない
魅力だと思いますよ。
レザーソールのデメリット
・雨に弱くて滑りやすい
レザーアイテムが雨に弱いのは有名ですが、特に路面との接着面である
ソールは負担が大きいのです。
しかも濡れたまま放置してしまうと、カビが生えてしまうことも…。
ソール面に凹凸がなくてフラットゆえ、例えば駅のホームや階段などでは
滑りやすいという欠点もあります。
・雨の後など手入れが必要
前述した通り、レザーソールを濡れたままにするとカビが生えてしまいます。
カビを回避するには、きちんと乾燥させるだけでなく、メンテナンスも必要
不可欠です。
メンテナンスを面倒に感じるという人は、レザーソールは避けたほうが
良いかもしれませんね。
・価格が高い
高級革靴はレザーソールを採用しているものが多く、値段が高いです。
3万以上の革靴がほとんどになります。
製法もタンニンなめしで手縫いを行なっていることが多く、人の手で
作っていることがほとんど。
大量生産できないため、どうしても価格が高くなってしまいます。
また、ソールの修理価格などを見るとラバーソールに比べてレザーソールの
方が価格が高いことが多いです。これは天然素材なので仕方ないところ。
💡レザーソールをもっと魅力的にするハーフラバーやスチール!
レザーソールは滑りやすいのがデメリット。
その滑りやつま先の減りを軽減してくれるのが、ハーフラバーとスチールです。
・ハーフラバー
→皮底のグリップ力が増して滑りにくくなり、 クッション性も高まります。
・スチール
→つま先が減っていくのをかなり軽減してくれますよ◎
ラバーソールにスチールは使用できないため、レザーソールならではのカスタム!
ラバーソールのメリット
・耐水性に優れているので雨の日でも安心して履けること
ラバーソールの大きなメリットは、耐水性に優れていること!
水が染み込まないので雨の日でも履くことができ、かつ靴の中が濡れることもありません。
また、ラバーソールの場合、靴底が濡れた場合にもメンテナンスする手間を省けるので、
お手入れが苦手という人におすすめの素材ですよ◎
・グリップ力が強くて滑りにくいこと
雨の日でも滑りにくいところがラバーソールのメリット。
ラバーソールのほとんどに凹凸が刻まれているので、レザーソールにはない
優れたグリップ力を手に入れられます。
クッション性も高いので、快適な履き心地が味わえて、毎日履きたくなる素材です。
・張り替えが安価なこと
革靴を長く履くためには、定期的なソールの張り替えが必須です。
値段が張るからとソールがダメになるギリギリまで履いてしまうと、
靴自体の劣化を早めてしまうこともあります。
ラバーソールは比較的リーズナブルに張り替えることができるので安心ですね。
・履いたその日から履き心地の良さを感じることが出来る
レザーソールは履きながら足に馴染んでいく良さがありますが、硬さや歩きづらいと
感じる方も多く、その過程を不快に感じてしまう方もいます。
ラバーソールの場合、最初からしなりが良く、クッション性にも富んでいるので
抜群の履き心地を味わうことができます。
革靴初心者さんもチャレンジしやすいと思いますよ◎
ラバーソールのデメリット
・優れた耐水性ゆえに通気性が悪い
ラバーソールの特性、耐水性は時にデメリットとなることも。
ラバーソールの革靴は通気性が悪く、靴の中がムレやすいと感じてしまう
ことがあります。
湿度の高い夏や足裏に汗をかきやすい人は、特に不快に感じることが
多いかもしれません。
・フォーマル度が低く、カジュアルな印象になりがち
最近はラバーソールでもドレッシーな顔つきの革靴も増えていますが、
フォーマル度においてはレザーソールよりも下に位置づけられています。
カジュアルシーン・ビジネスシーンでは問題なく取り入れられますが、
冠婚葬祭にはあまり適していないので控えた方がよいでしょう。
レザーか、ラバーか。用途に合わせて最適なものを選ぶと良し!!
レザーソールとラバーソールを比べてみると、それぞれ良さがあるのです!
どちらかに優劣をつけるのではなく、シーンや着こなしに合わせてソールを
使い分けるのがスマートだと思いますよ◎
例えば同じビジネスシーンでも晴れの日はレザーソール、雨の日はラバーソールなど。
天気によって使い分けるのも、それぞれの魅力をより実感できるかもしれませんね。
まとめ
レザーソールとラバーソールのメリットとデメリットについてまとめました。
レザーソールとラバーソールを比べてみると、それぞれ良いところや
悪いところを知り、自分のスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。
シーンや天気ごとにソールの素材を使い分けている男性は少ないので
周りと差をつけるポイントにもなると思います!
是非、今回の記事を参考に革靴を取り入れた着こなしを楽しんでみてください。